100m走でフィニッシュ動作をしないほうがいいって本当?

少しでも早くゴールするため、ゴールの手前でタイミングを合わせて胸を突き出すのがフィニッシュ動作。

[memo title=”MEMO”]陸上競技のゴールは胸の位置で判定されます。ゴールラインを手や足がこえていたとしても、胸がゴールの手前にあったらゴールとはみなされません。[/memo]

このフィニッシュ動作が曲者(くせもの)。実は遅くなることもあるんだ。

え、どういうこと?

早すぎても遅すぎてもロスになってしまうので、ゴールする瞬間にフィニッシュ動作をきめる必要があります。このタイミングが非常に難しい。実際、タイミングをはずして無駄に、さらにはマイナスにはたらいてしまう場合も多いです。

フィニッシュ動作を練習すべきか

フィニッシュ動作を行うのはレース後半の一番しんどい時期。フィニッシュ動作をとるのであれば、追い込まれた状況においてもしっかりタイミングを合わせられるよう、普段から練習しておきましょう。

もしくは、フィニッシュ動作を捨ててしまうのも手です。そもそも、フィニッシュ動作が100m走りにおいて担う影響は非常に小さく、1%とも言われます。

そんなフィニッシュ動作に気をとられるなら、最後までしっかり走り切ることを意識したほうが、タイム短縮に役立つ可能性があるからです。

おすすめはゴールの1歩先まで走り切ること。実は、ゴールの手前で減速してしまう人も一定数いるんです。

特に普段の練習で、きつい最後の数歩を減速してしまうクセがある人は要注意。まさか…と思いますが、無意識のうちにいつもの癖が出てしまうこともあるものです。