今日は平成29年2月9日…肉々の日…どうもこんにちは、走り人です。
インターハイに関して「地方の方が出場しやすい」「東京は激戦区だ」みたいな話、よくしますよね。今回は実際地域によってどれだけインターハイに出場する際の倍率が変わってくるのかを調査してみました。それではどうぞ!
↓インターハイ本戦に出場するまでに必要なステップはこちら↓
インターハイ本戦への最終関門「ブロック大会」
地域の差を調べる前の前提知識です。インターハイ本戦に出場するためには各ブロック大会で上位6位に入賞する必要があります。ブロックは全国で11個あり、各都道府県が次のように割り当てられています。
ブロック名 | 所属都道府県 |
全道 | 北海道 |
東北 | 青森県 |
岩手県 | |
宮城県 | |
秋田県 | |
山形県 | |
福島県 | |
北関東 | 茨城県 |
栃木県 | |
群馬県 | |
埼玉県 | |
南関東 | 千葉県 |
東京都 | |
神奈川県 | |
山梨県 | |
北信越 | 新潟県 |
富山県 | |
石川県 | |
福井県 | |
長野県 | |
東海 | 岐阜県 |
静岡県 | |
愛知県 | |
三重県 | |
近畿 | 滋賀県 |
京都府 | |
大阪府 | |
兵庫県 | |
奈良県 | |
和歌山県 | |
中国 | 鳥取県 |
島根県 | |
岡山県 | |
広島県 | |
山口県 | |
四国 | 徳島県 |
香川県 | |
愛媛県 | |
高知県 | |
北九州 | 福岡県 |
佐賀県 | |
長崎県 | |
南九州 | 熊本県 |
大分県 | |
宮崎県 | |
鹿児島県 | |
沖縄県 |
ブロック大会名 | 図内の色 |
全道 | 黄緑 |
東北 | ピンク |
北関東 | 水色 |
南関東 | 赤 |
北信越 | 青 |
東海 | オレンジ |
近畿 | グレー |
中国 | 紫 |
四国 | 緑 |
北九州 | 茶 |
南九州 | 黄 |
ブロック大会ごとのインターハイ本戦出場倍率
インターハイには各ブロックで参加資格のある部員のうち6名のみが本戦出場できます。そして、この割合が低いほど本戦への出場が難しいブロックとなります。そこで割合をブロックごとに計算してみると…
本戦出場難易度ランキング | ブロック大会名 | エントリー可能者数 (高体連登録者数) |
出場できる人の割合 |
1 | 南関東 | 12671 | 0.047% |
2 | 近畿 | 11259 | 0.053% |
3 | 東海 | 10757 | 0.056% |
4 | 北関東 | 7137 | 0.084% |
5 | 東北 | 6701 | 0.090% |
6 | 北信越 | 5001 | 0.120% |
7 | 北九州 | 4787 | 0.125% |
8 | 中国 | 4718 | 0.127% |
9 | 南九州 | 2693 | 0.223% |
10 | 全道 | 2469 | 0.243% |
11 | 四国 | 2083 | 0.288% |
※高体連登録者数は男子生徒、2016年時点のものを記載
まず、いずれのブロックでも出場できる人の割合は1%を切り、つまり本戦に出場できるのは数百人に1人ほどだということが分かります。
次に地域格差を見てみると、最も難関となるのは南関東で2000人に1人程度という結果、反対に最もライバルが少ない四国では300人に1人程度になりました。つまり、ブロックによって最大5~6倍の出場確率に差があることが分かります。
まとめ
・インターハイに出場できる選手は「数百人から数千人に1人程度」とすごく少ない
・地域格差は存在する。ブロックによって最大5~6倍の出場確率に差がある
一点注意事項。今回は単純に「本戦出場の倍率」で計算しましたが、実際には「通過に必要なタイム」で比較した方が各ブロックのレベルが明確に分かります。人数の少ないブロックでも高いレベルの選手が多ければそれだけで本戦出場への難易度が上がるので。
参考文献